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  4. 救命医療機器のシェア拡大を目指しメディア横断でコミュニケーションをデザイン

シェア拡大を目指した製品ブランディング

海外で大きなシェアを持つAED Plus、日本においてもこれまで以上にシェアを拡大するため製品ブランディングを行いました。ウェブサイト、ムービー、ポスターなど複数のメディアを用いて、AED Plusの認知を獲得し、救命の知識がない企業担当者にも製品特徴を理解してもらえるよう、コミュニケーションをデザインしました。

CLIENT
旭化成ゾールメディカル
WE deliverd
Art Direction,
Creative Direction,Copywriting,
UI Design,EditorialDesign,3DCG,
Movie,Frontend

コピーライティングと情報デザイン

「救命者の不安をどこまで取りのぞくことができるだろう。」
AED Plusは、救命活動をサポートするための機能が充実したAEDですが、救命に関する知識のない企業担当者に機能的メリットを訴求することは、伝え方によっては理解しづらくなり「難しい製品」という印象を抱かれかねないと考えました。
そこで「救命者を助けるために開発したAEDである」という開発姿勢をメインコピー化。ウェブサイトの冒頭でこのメッセージを伝えることで、一つひとつの機能が、「救命者をサポートするためのもの」としてスムーズに認識してもらうことを狙いました。

情報デザイン
Webサイトの情報設計ではまず、目の前で人が倒れた際にどのような行動をとるべきなのか、ZOLL AED Plusを使用してどのような救命処置を行うのか、救命処置の手順を追って説明していく流れを構築。順を追って読み進めていく中で、なぜAED Plusの機能が救命処置に必要なのか、平易に理解できることを目指しました。

クリーンかつ安心感を与えるUI

サイト全体として白を基調としクリーンな雰囲気を持たせつつ、エディトリアルテイストな要素や文字レイアウトなどで、あくまでも「人が人の命を救う」ために使用するという目的を感じさせる、あたたかく安心感を与えるトーンを作り上げました。また視覚説明的な3DCGビジュアルや、情報の種類によって分割された画面構成を効果的に使用することで、文字による説明の量を減らし、比較的情報ボリュームがあるサイトながらも、読みやすく、簡潔でストレスにならないUIUXを目指しています。

エディトリアル媒体やムービーへの展開

Webサイトで使用している3DCGは、モデリングからコンポジットまで、すべてアカリで制作しています。ZOLL AED Plusが持ち合わせる医療機器としての完成度、緻密さや清潔感を損なわせないよう、実際に撮影した製品写真をテクスチャとして使用するなど、細心の注意を払いました。その3DCG用いて、今回のブランディングをエディトリアルの分野にも展開。機能を訴求するムービーの制作もサイト制作と同時に行い、デジタルを起点に包括的にコミュニケーションをデザインしました。