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2017.10.01

A Simple Wish To Translate Documentaries 

世界中のドキュメンタリーを翻訳してみたい
社内スタートアップとして映像翻訳家向けのアプリケーションを試作し始めたのが2013年ごろのことでした。クラウドサーバーでの、様々なフォーマットへのエンコード機能を追加したり、学生たちと実証実験をやってみたり、YouTubeチャンネルの翻訳を手伝ってみたり、様々な試みを続ける中で、企業イベントで海外の長編のドキュメンタリーをプレミア招待上映するために、翻訳を依頼されるようになりました。その頃から現代のドキュメンタリーがいかに洗練されているかを知り始め、日本で配給されていないドキュメンタリーフィルムの配給を試みてみたいと思うようになりました。

project
Akari Films
WE delivered
Distribution, Localization, DCP packaging

Doin' It In The Park

nike社からストリートバスケットボールのドキュメンタリー "Doin' It In The Park" の翻訳の依頼を受けました。90年代のヒップホップカルチャーとバスケットボールカルチャーをどちらも牽引したBobbito Garciaとフランス人バスケットボール写真家のKevin Couliauが自転車でNYCを走り回って作成したドキュメンタリーで、最高の音楽に、会話のキレが良いボーラーたちのインタビューから構成される軽快な編集に惚れ込み、日本での配給権の交渉を始めました。

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交渉は成立して、また我々の翻訳システムも使ってもらえることになり、彼らのDVDには世界中のバスケットボーラーたちが翻訳した10ヶ国語の字幕を乗せることができ、翻訳サービスも「作品」にコミットできることを発見し、喜びもひとしおでした。

 I Dream Of Wires / A Band Called Death

この後、音楽ドキュメンタリー2本の権利を買い付け、SXSWで注目を集めた70年代デトロイト出身の黒人パンクバンドのドキュメンタリー "A Band Called Death" とアナログシンセサイザーの歴史から始まり、現代のユーロラックシンセサイザーの魅力をアーティストたちが語り尽くす、モジュラーシンセサイザーのドキュメンタリー "I Dream Of Wires" を配給しました。

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それぞれの作品が、日本国内での映画祭での上映や、アートフェスでの特集上映などの機会を得て私たちはブルーレイでの上映だけではなく劇場でのDCP上映もソフトウェアとして対応を進めました。

A Dangerous Game

党指名前のドナルド・トランプを追ったドキュメンタリーをひょんなことから扱うことになり、旬な話題だったため、デジタル配信へいち早く落とし込むプランにて配給をしました。

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Everybody Street

ニューヨークという街が連綿と生み出し続けるストリートフォトグラファーたちを追ったドキュメンタリーで、私たちとしてはもっともプロモーションに力を入れ、劇場でもっとも長い期間上映してもらった作品です。写真に思い入れのあるスタッフも多かったことと、作品の力、作品に出てくる写真家たちの力もあり、監督を日本に呼び様々な場所の協力を得てイベントキャラバンをしてもらいました。

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今ドキュメンタリー作品は面白い作品が多々作られています。